今日は、基本の大切さについて述べたいと思いますー。
当ジムのライトクラスでは、オランダの道場と同じく、基本のパンチ、キック、コンビネーションをみなで練習していますが、
初心者も、一般のかたも、選手も、プロ選手もチャンピオンもやることは同じなのですー。
指導中、良くたとえてご説明していますが、ライトクラスで行う基本の内容は、ホースト先生がK-1WORLDGPの際にウオーミングアップで行う試合前のフォームチェックで必ずやる基本内容なのですー。
師匠は、先ず構えて、基本のパンチをゆっくり何度も何度もおこない、重心のかけかた、体重移動、バランス、デイフェンスの動作、距離を確認するのでしたー。
ブアカーオの普段の練習を動画でみてもそうですし、ペトロシアンも基本コンビネーションをなんどもなんども確認するようにおこなっていますー。
飽きてくると、いろんな動きがしたくなったり、いろんな練習もしたくなりますが、やはり基本の動作、構えのチェックなどは毎回はずせませんー。
強くなりたかったら基本動作を飽きずにやることですー。
基本の突き、蹴りは、古より近代格闘技まで、自分は相手の攻撃をもらうことなく、最大限に威力を発揮するための効率のいい動きの最終到達動作ですからー。
理由があっての、結果としてのかたちなのですー。
だから、飽きそうな人は、攻撃動作のイメージをしっかり持ってやってみてください。
野球の素振り、ピッチングフォーム、ランニングフォーム、水泳の動作、など単純そうに見える動きの中に、奥深い大切なものが含まれていますー。
天才とは、いろんな動作ができたりとか、いろんなことができる人でなく、一見簡単そうに見える協議の基本動作を繊細に奥深く見ることができる感性の持ち主でしょうー。
天才とは、興味と想像力の持続であると思いますー。
ちなみに私は天才ではありませんが高校一年生ではじめた空手の基本を鏡の前でやってしっくりくるのが大好きで、その後、ボクシングでも柔術でも、キックでも基本を一人で繰り返すのが好きでしたー。
だから、長く30年以上も格闘技をやってこれたと思いますー。